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2012年2月19日更新

ALF(アルフ)のある日

    様々な懐かしい番組のDVDが発売される今日。唯一、待ち望んでいるのがALFのSeason2完全リリース。

ALF in Australia

 日本では、ワーナー・ホーム・ビデオからDVDが全シーズン発売されたアルフだが、ここオーストラリアでもやっと、ワーナーブラザーズからDVDが発売され始めた。日本で発売されているものと同じバージョン。定価AU$40程度。実売AU$20(1,640円相当。シーズンボックスがこの価格。毎度のことながら、日本でDVDを買うと馬鹿らしいほどに値段が高いことがわかる)

 ファスコを探せ

 日本でも、DVDが出揃い、ALFファンなら毎日見ていることだろう。そこで、ちょっとクイズ形式にしてみよう。

 ALFのクリエーター、ポール・ファスコを見たことがあるかい? 本当は、見たことあるけれど、気づいていないだけかも知れない。実は、ファスコは、エピソードの中に登場しているのだ。 英語のできる人は、ずっと昔に気づいていることだが。

 ヒント: ウイリーが、重婚の指名手配者と間違われるエピソード。FBIに集められた容疑者の中にファスコがいる。 (ALFファンなら、これだけで、エピソードのタイトルがわかる。 ファスコをキーワードに、エピソードをよく見なおしてみよう。)

 ちなみに、名前だけなら、他のエピソードにも出て来ている。 

 ヒント: モーラとリンの会話中。(ALFファンなら、これだけで、エピソードのタイトルがわかる。 ファスコをキーワードに、エピソードをよく聞きなおしてみよう。)

注: NHKの放送では、フスコとなっているが、これは誤訳。正しくはファスコと読む。 毎度のことながら、吹き替えで見ていると、台詞が異なるかも知れない。

 リン役、アンドリア・エルスンの真実

 以前、ここで、リン役のエルスンが、「もう1シーズン続いていたら気が狂っていた」と述べたALF の撮影内幕を書いたが(「ALFの最後」の項目参照)、この「ALF出演に関していい思い出を持っていない」部分だけがあちこちに剽窃、流用され、アルフ・ファンを減滅させているらしい。

 これは、ALFの不自然な終わり方と「Project ALF」にタナー家のメンバーが登場しない理由として「要約」を述べただけであって、実際には、もっとあるのだ。

 なぜなら、リン役のエルスンにとって、ALF出演は全く悪かったわけではないのである。ALF撮影により知り合った製作スタッフと、その後、結婚しているからだ。
 吹き替えで見ている人は気づかないだろうが、原語で見ていると、シーズン1から4を通して、エルスンは安定した演技を見せている。 ウイリーを演じたマックス・ライト、ブライアン役、ベンジー・グレゴリーも同じだ。 だが、ケイト役、アン・シェディーンは、"ムード・スイング"が感じられ、精神的に影響を受けていたのは彼女なのだ。

 おまけ: ALF終了後、10年程度してから、マックス・ライトが他の番組に出ているのを見かけたことがある。 

ALF雑学

 シーズン1の矛盾


ALF(アルフ)

 アメリカNBCで、1986年から1990年にかけて、合計102話(正確には102回というべきだが)放送された。日本では、1990年代前半にNHK教育で放送され、吹き替えの声を所ジョージが好演。結構な人気だった。
 ストーリーは、LA郊外に住むタナー家のガレージに、ある夜、UFOが落下。中にはエイリアンが乗っていて、怪我をしている模様。主人のウイリーが手当てをすると、そのまま居候になって、様々なトラブルを引き起こすという、シット・コム(シチュエーション・コメディ)。ALFの毒舌が売り物だった。

(次のセクションは、DVD発売になったので古いのですが、ALFファンのDVD発売に向けての努力があったことを理解していただくために残しています。)

 不思議な事に、本家のアメリカではビデオもDVDも発売されていない。
 しかし、2002年秋にカナダで、3話分(1話60分の前編・後編エピソードなので6話分に相当するが)のみビデオとDVDが発売された。
カナダで発売されているALFのDVD、The ALF Filesのメニュー画面

 TVシリーズ終了後、1996年に1時間半のTV映画版「プロジェクトALF」が製作されたが、これもDVD/ビデオ発売なし(ドイツでは、映画として公開され、ドイツ語のみのDVDが発売されている。下の写真のように「プロジェクトALF」のドイツ版は、「ALF der Film (ALFの映画)」)。




 

ALF Season 1のDVD(US版)

 発売元はLionsgate。4枚組みで616分。ちなみにお値段は約$40。

 DVDの評価:

 第一の欠点は、NBCが当時放送したものではなく、シンジケート版と呼ばれるカット版であり、オリジナルではないこと(この点に関しては、後述)。特に、"Wild thing"のエピソードは、どういうわけか、かなりカットされていて短い(20分あるかという程度)。
 サブ・タイトル(字幕)もない。

 エピソードは、25話、26回分収録("Try to remember"のエピソードは前編、後編で放送された。DVDには、1話として連続で入っている)。
   唯一の利点は、アメリカでも放送されなかった、パイロット版(試験的に製作して、モニターに見せて反応を調査するエピソード)が収録されていること。とは言え、このエピソードは、ウイリー役のマックス・ライトが「これは受けない」と思ったという試作品。これを入れるよりは、エピソード全部ノーカットの方がいい(詳しくは後述)。
 メニューはインタラクティブで、ALFのしゃべりがある。他は、特になし(俗に言うプルーパー=しくじり集があるが、画質は悪いし、別に面白くない)。

エピソード・インデックスが1枚入っているだけ。

 ちなみに、収録エピソードは後述するが、特典は、

ALF Season 2のDVD(US版)

DVDの評価:

根本的にシーズン1と同じだが、特典にALFのアニメ版が2話入っている。


ALFのDVDノーカット版を!!!

 2004年8月10日にアメリカでALFのシーズン1のDVDが発売になったが、カットされた編集版(シンジケート版と呼ばれる)であり、NBCが放送したオリジナルではない。
 ALFのDVD化に4年以上の努力と忍耐をして来たファンの一人として、オリジナルでないのは、やっぱり納得行かない。
 

オリジナルのネットワーク・バージョン発売に関する嘆願は、NBCへ直接行われていることを発見。 詳しくはここにアクセス


オリジナルとシンジケートはこう違う

 シンジケート版は、ケーブルTV等の再放送用に他局に流される。本来、30分番組なら、CMを除いてオリジナルは24分程度。だが、シンジケートものは、22分程度と短い。

 ちなみに、DVD化の際、こういうファンの苦情はよくあるらしく、オリジナルと明記されて発売になるDVDもあるほど。私が、長年DVD発売を待っていた"Seinfeld(サインフェルド)"がこの11月に発売になるが、はっきりと「シンジケート版ではなく、オリジナル・ネットワーク版」となっている。
 このALF Season 1のDVDには、「オリジナル・ネットワーク・バージョン」の記述は全くない。


ALFグッズ

 ALFのDVD発売でNBCショップ(www.shopnbc.com)にALFグッズが増えたらしい。NBC show items のタブをクリックして、さらにNBC oldies but goodies の中にあるNBC Retroをクリックすると、Tシャツやおしゃべり人形といったALFグッズが現われた。

これをきっかけにALFがまた復活するのも楽しい。

ALF、TVにカムバック?

最近、偶然にALF's Hit Talk Showなるものをインターネット上に発見した。
内容はゲストを招いてのトーク・ショーもの。3rdシーズンに、「Tonight, Tonight」という、ALFがTonight Showの司会をジョニー・カースンに代わってするエピソードがあったがそれと同じ。2004年11月4日から、アメリカで放送中で、全7話という話。

ALFの最後


 は、TVシリーズの最終回では分からない。最終回では、エイリアン・タスク・フォースに、仲間とランデブーするところを発見されるところで終わっている。捕まったのか、逃げたのか。いつでも再開できるオープン・エンドだった。ある意味では、非常に不自然な終わり方だった。

 これには、いくつかの説がある。
 一つは、内容の低下と視聴率低下。いわゆる打ち切りの形で終了を迫られたということ。
 1stシーズンから、総集編的に過去のクリップで構成する前編、後編エピソード、Try to Remember(ALFが記憶喪失になる)があったなど、最初からネタのストックが十分になかった雰囲気もある。3rdシーズンには、Tonight, Tonightという、ALFがTonight Showの司会をジョニー・カースンに代わってする、これまた、総集編的に過去のクリップで構成するエピソードがあった(これも前編、後編)。

 もう一つは、撮影。30分番組であるが、撮影に要する時間が非常に長く、1話製作するのに20時間とか25時間もかかったそうだ。ALFの居候先となるタナー(Tanner)家の主、ウイリーを演じたマックス・ライト(Max Wright)などは、この「ALF」出演がきっかけで離婚になったり、人生をメチャクチャにされた話まである。

 こんな環境だったためか、撮影中はぴりぴりと緊張ムードで、ライトの他、タナー家のケイト役、アン・シェディーン(Anne Schedeen)、リン役、アンドリア・エルスン(Andrea Elson)はALF出演に関していい思い出を持っていないらしい。エルスンは、「もう1シーズン続いていたら気が狂っていた」とまで述べた程。
 唯一、子役だったブライアン役、ベンジー・グレゴリー(Benji Gregory 本名はBen Gregory Hertzbergだそうだ)は、「お金になった」と述べてる。(注:ALFの声、Paul Fuscoは、「ALF」のプロデューサー兼 クリエーター。)

 本当の理由が何にしろ、1990年にTVシリーズが終了した「ALF」だが、1996年に、ALFの その後(つまり、エイリアン・タスク・フォースに、仲間とランデブーするところを発見された後) を描いた1時間半のTV映画「Project ALF」が放送された(ちなみに、NBCではない)。

 この「Project ALF」のあらすじは、ALFはエイリアン・タスク・フォースに捕らえられ、始末されることになる。しかし、それに反対したエイリアン・タスク・フォースのメンバーに助けられ、逃亡するというもの。ところが、ALFをかくまってくれるはずの逃亡先には誰も知らない罠が待ち受ける。(DVDを見る楽しみが減るので、ここで詳しくは書かない。が、さわりはエピソード集の最後に)
 前述の理由からか、タナー家のメンバーは登場しない。

 ALFの更なる続編は製作されないのか疑問だが、生みの親のファスコは、いいオファーがあればまた番組を製作したいと語っているので、可能性は皆無ではない。


ALFの人気はアメリカ以外に、特に日本とドイツで顕著。前述のように、90分のTV番組「Project ALF」が、ドイツでは映画として公開されたり、アメリカでも発売になっていないDVDとして発売されていたりする。私の友人がドイツを訪れた際、街でALFのポスターを見かけて、写真を取ってきたこともある。

 面白いことに、あるお笑いの調査で、日本人とドイツ人は、笑わせるのが最も難しいという結果が出たそうだ。その日本とドイツで人気の「ALF」は、笑いの質が高いということだろうか。




ALFのエピソード集



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