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2011年10月9日



地デジの弊害と日本の家電メーカーの海外での悪評

   日本でアナログ放送が終了した。それに伴って、地デジを録画するのに、CPRMという録画、ダビング、再生制限技術が採用されている。ハリウッドの策略であるといわれるDVDのリージョンコード同様、著作権保護に名を借りた家電メーカーの策略といううわさもあるCPRMだが、海外にも波紋が広がっている。
 それだけ海外で暮らす日本人が増えていると言うことかも知れないが、インターネット上に、「最近、日本のテレビを録画して送ってもらったDVDが見られない。どうしたらいい」という書き込みが、英語で見受けられるようになっている。
 CPRM解除フリーウエアをダウンロードして、パソコンでCPRM解除すればいいだけのことだが、普通のDVDプレーヤーで見られるようにするには、更にDVDに焼き直す必要があるので、手間隙かかる。

 そのため知人は、幼い子供が簡単に見られるようにと、CPRM対応のDVDプレーヤーをオンラインで購入した。
 ものは、日本メーカーがオーストラリアで発売している、いわゆる海外モデルというやつだ。メーカーの公式サイトで DVD-R VR mode CPRM対応となっているのだが、実際にやってみると、再生しなかった。
 メーカーのテクニカルサポートに問い合わせると、技術的な説明は一切なく、「動かないのなら、返品できるか購入店に問い合わせてくれ」だけ。なんとも粗末な回答である。

 興味深いことに、日本の大手家電メーカーが、オーストラリアの消費者保護団体が公表する悪評の高いリストに名を連ねている。
 Toyotaが世界的なリコールをして、その信頼を失墜させたが、こうした家電メーカーのケースは、日本メーカーの現地法人の悪さなのか、日本の本社に責任があるのか、興味のあるところではある。

 地デジに関して言えば、使えなくなったアナログ用TVの不法投棄が日本の社会問題になるなど、弊害がクローズ・アップされている。過渡期の一時的な問題ではあろうが、デジタルの長所ばかり強調していると、あとあと消費者の反感を煽りかねない。もちろん、デジタルにも欠点はあるのだ。例えば、アナログなら信号の一部が壊れても、画面の一部が影響を受けるだけですむが、デジタルだと信号の一部が壊れるだけで、画面全部が影響を受けることもある。

 ちなみに、オーストラリアのデジタル放送には、CPRMはない。



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